100円家事代行御用聞きの創業ストーリー

インターホンの電池交換

そのお客様のご自宅に初めて訪問した時、インターホンが鳴らず、
爆音でテレビ番組が放送される中、お客様の名前を叫びながらお部屋の中に入りました。

おひとりで暮らす、高齢者の女性でした。
ご注文は電球交換で、5分100円で無事終了。

精算時、インターホンが故障していることを何気なく告げると、
その女性は思いもがけない心の内を話してくれました。

「インターホンが壊れていることは、ずっと前から知っているんだよ。
 でも、誰も直してくれないし、誰に相談したらいいかもわからないしねぇ…。
 インターホンが鳴らないから、友達が訪ねて来ても分からないと困ると思って
 それで友達に嫌われるのが怖くて、ずっと鍵を開けっ放しにしているの」

それが不安で、夜も眠れないと打ち明けてくれました。

インターホンのカバーを開けると、それは電池式。
電池を交換することで、簡単に直す事ができました。

インターホンが鳴った瞬間、お客様は私のほうを向いて大粒の涙を流されました。
手をあわせ拝むようにしながら、私に何度も何度も頭を下げ、お礼を言われました。

「ありがとう。ありがとう。これで安心してゆっくり眠れる。
 人様に迷惑かけないで暮らせる……」

電球交換がきっかけで生まれた会話から見えてきた、本当の困りごと。
それは他人から見れば何でもないような、ちょっとしたことかも知れません。
しかしご本人にとっては、とても大きな生活の困りごとになっていたのです。

これが、「御用聞き」としての活動を本格化する、始まりのストーリーでした。

代表取締役社長 古市盛久

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