福祉の人
特定非営利活動法人 健やかネットワーク 理事長
佐々木 令三さん
自然な助け合いを 小地域で支える
いまのお仕事についてお聞かせください。
NPO法人健やかネットワークの佐々木です。
長い間、高齢者の介護予防事業を行っています。
又、これまでの活動から希薄になっている地域での繋がりを生む場所として常設の居場所『たまりば・とうしん』を開設して8年目に入りました。
ほかに、子ども会の運営・非営利組織のサポートも実施。
わたしの役割は「人」と「ひと」をつなぐファシリテーターだと自任しています。
これからの暮らしやすい地域について、どうお考えですか?
自分の住む地域にある課題を「自分ごと化」・「自分たちごと化」·「地域ごと化」できるとよいのですが、様々なバリアがそれを阻んでいると感じます。
そのためには子どもから高齢者までが自然な助け合い支えあい(互助)文化が育つことが大切。
まず手始めに高齢者は若者とのコラボの機会を増やし、子どもや若者を応援してほしいですね!!
最後に福祉従事者の方にコメントをお願いします。
地域住民と専門職との間の隔たりを感じる場面が多いです。
棲み分けと融合を可能にするのが地域包括ケアシステムのはずですが、残念ながら充分機能していません。
福祉に従事している方のストレスは計り知れません。
ぜひご自分の息抜きの場所を見つけてください。
そんな居場所が方々にあるといいですね。